思い出の家族旅行と感覚過敏 #35
実家や親戚の家に行く以外に
純粋な旅行をしたのは
この春が初めて
家族でハワイに行きました
楽しみだね
と家族には言っていたものの
不安もありました
思いは的中
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まず、次男
ホテルで いなくなりました
外出しようと ホテルの部屋から出たら
家族が行こうとした廊下ではなく
分岐のところで 分かれて行った次男
どちらにしても合流するので
エレベーターのところで待っていたのに
次男が来ません
次男が現れるはずの廊下をたどり
戻ってみてもいない
外国のことなので 必死で探し
涙目になっていたところ
どこかに隠れていたそう
いつもは、お店の中で離れるのも気になって
過保護すぎると言われるけれど
やっぱり、目は放さない方がよさそうです
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そして、長男
ハワイといえば常夏のイメージですが
珍しく雨で肌寒かった前半
午前中の外出で、靴が濡れたため
午後の外出は、何を履いていこう
という話になりました
「どちらにしても雨で濡れるから
マリンブーツで行ったら？」
と、私が言ったのがいけなかった
マリンブーツは海の中で履く
穴がたくさん空いている靴です
長男の感覚過敏が出ました
雨でぐちゃぐちゃになるのが嫌だったらしく
ショッピングセンターで 一歩も歩けなくなりました
私はマリンブーツだったけれど平気…
みんなで なだめたけれど
ベンチでふてくされ続ける長男を置いて
夫と次男はショッピングセンター内に
消えて行きました
周りの人も不思議そうに見ています
「長靴を買ってあげる」となだめたけれど
一歩も 歩いてくれず
一向に解決しないので
「靴屋さんまで おんぶしたら行ける？」
と提案したら、長男
「うん」と一言
「いいのぉ？」
と言いつつ断りませんでした
本当は、その気持ちに応えて
歩いて行ってほしかった
泣きたかったけれど
泣けなかった
小食のおかげで軽い子だったから良かったけれど
６年生をおんぶしての道のりは長かったです
ようやく靴屋さんに着いたものの
どんなに探しても長靴がない
「ハワイって、スコールでも
傘をささないくらいだから
長靴なんて売っていないのね」
と気づくのに 時間はかかりませんでした
結局、スニーカーを買って
ニコニコの かわ太郎でした
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もちろん
困ったことばかりではなく
シュノーケリングをしたり
おいしいものを食べたりして楽しみました
「ハワイまた行きたいね」と時々話します
だから
次回、どこかに旅行に行くときは
感覚過敏に気をつけて行きたいと思います
